こんにちはkeiです。
我が家で使用している「LaVie L-LL750/FS6W」のファンがブンブン回ってうるさかったので、原因を調べたら単なるパソコン本体のメンテナンス不良では?と思い
パソコン本体内部(CPUクーラー)の清掃と、CPUグリスの交換に初めてチャレンジしてみました。
結果的にめちゃめちゃ簡単に静かになったので、パソコンのメンテナンスはおすすめです。
「LaVie L-LL750/FS6」のCPUクーラー清掃とCPUグリスの交換
ノートパソコンの裏面にCPUファン清掃用のフタがあることすら知らなかった我が家です。
CPUグリスの存在くらいは知っていましたが、あれはパソコンを自作とかする方が使うものだと思っていました。
でも今回CPUグリスの交換をやってみて、10年近くも使っているのであれば、普通に店頭で販売されているメーカーパソコンでも、CPUグリスの交換は絶対に必要だと勉強になりました。
CPUの温度の確認方法は過去記事のこちら
plantessucculentes.hatenablog.com
CPUクーラー清掃とCPUグリスの交換で準備する物
直ぐに作業したかったので、我が家にある物と近くの家電量販店で販売していたCPUグリスを購入して準備しました。
と言っても、今回のメンテナンスで準備するものは、パソコンを分解する為の工具、エアーダスター、CPUグリスを拭き取るクリーナー、CPUグリスの4点のみ、あと子供用の綿棒もあれば細いので便利ですね
工具
工具と言っても「LaVie L-LL750/FS6W」の場合は精密プラスドライバー1本だけです
エアーダスター
スプレー缶で強力に噴射して埃を飛ばすってやつですが、今回はこちらで代用
家庭用の掃除機です。
クリーナー
グリスクリーナーは各種の商品が出ています。
今回は、家電量販店で専用のクリーナーを販売していなかったので、ELECOMの汚れ落としクリーニングティッシュを購入したのですが結果的に失敗でした。
購入後にケース表記の成分を確認すると普通のウェットティッシュ?って思って、メーカーに確認すると、そのような使用を想定して製造していないとの事
一応使ってみましたが、グリスを溶かして拭き取るってより擦って拭き取ってる感じです。それよりアルカリイオン水が水滴となって残るので、使いづらい
ELECOMの汚れ落としクリーニングティッシュは勿体ないので、本来の用途で使うとして代わりに使ったのが
我が家の愛用品moonyおしりふき!
アルコール類は入っていないけど、試しに使ってみたらまだこちらの方が使いやすかったです。
金属は拭かないでくださいって注意書きは無かったので大丈夫でしょう
おすすめとは言ってませんよ!
簡単にグリスを落すなら、このような専用の物を使いましょう
グリス拭き取り用ウェットシート
CPUグリス
初めてCPUグリスを使うなら、グリスの冷却性能より扱いやすさを重視!
高性能でもきちんと塗らなければ意味がありません、電気を通すタイプのグリスは、はみ出したりして基盤に付着してしまうと故障の原因にもなるので注意が必要です。
選んだ基準は
「柔らかくて塗りやすい」「非導電性」この2点で購入したのは「アイネックスAS-04A」
購入した家電量販店にはコレしかなかったんだけどね
でも「アイネックスAS-04A」で大正解でした、初めてでも簡単に使えました。
おすすめです
熱伝導率 : 5.1W/m・k
主成分 : 酸化アルミと酸化亜鉛、立方晶窒化ホウ素
CPUグリスはCPUの発する熱をCPUクーラーのヒートシンクに伝える為に必要なものでパソコンを使っていると、乾いて熱伝導率が落ちてくるんだそうです。
我が家の「LaVie L-LL750/FS6W」は。購入から10年間経過しているので熱伝導率が落ちて来てるんじゃないかと掃除のついでに交換する事にしました。
今回購入したCPUグリスは数百円で2、3回分ありますから、試す価値ありです。
思い立ったが吉日で急遽揃えた品々達の力を借りて、ぶんぶん回るCPUファンの怒りを鎮めてみます。
CPUクーラーを取り外し、埃と古いCPUグリスを除去
CPUクーラーは、CPUファンとヒートシンクで構成されています。
作業に掛かる前に電源プラグとバッテリーを取り外したら、パソコン内部に帯電された電気を放電させる為に90秒以上放置します。
CPUクーラーの取り外しは、我が家のノートパソコンの場合、裏面のビス6本を外しカバーを開けます。
カバーを開けると、CPUクーラーとメモリが出てきます。
先にCPUファンから取り外します。
CPUファンは写真右の赤マルのビス3本と写真黄色い矢印のコネクターを外せば簡単に取り外せます。
取り外したCPUファンには埃が溜まってますね、ヒートシンクのフィンにも埃が詰まってます。
埃は掃除機で吸って綺麗にしました。
こちらのフィンの部分はパソコンを分解しなくても、裏面の清掃用カバーを外せば簡単に清掃できます。
こうなる前に定期的に清掃しましょう
ファンが外れたら、ビス4本で留まっているヒートシンクを取り外せばCPUが出てきます。
ヒートシンクとCPUには、製造時に塗られたCPUグリスが残っているのでクリーナーで綺麗に拭き取ります。
ヒートシンク側です。
CPUからかなりはみ出して塗られていますね
この程度なら、はみ出しても良いんだとちょっと安心
製造時に塗られ10年経過したCPUグリスは、周りのはみ出した部分は完全に硬化しています。CPU表面はラベルを剥がした時に残る糊のような感じで、まだ粘度は残ってますね
元のグリスがどうだったか、わからないので劣化具合はなんとも判断つきませんが、周りの硬化したグリスをみると多分ダメなんでしょう
CPUグリスは、先程紹介したELECOMの汚れ落としクリーニングティッシュとmoonyおしりふきで綺麗に拭き取りました。
CPUグリスの塗り方
CPUグリスの塗り方は、色んな方法があり正直言ってどれが正解かわからないので
「アイネックスAS-04A」の説明書に従い作業します。
LaVie L-LL750/FS6は第2世代の Core i7ですから、グリス塗布は中央1本で行きました
説明書では、1mm幅となっていたので、恐らくこれは塗りすぎですが、そのまま続行します。
CPUグリスは多過ぎて厚くなってもダメ、少な過ぎて塗布面積が少なくなってもダメなのですが、今回のこの量を我が家の基準として、どれ位はみ出しているかは、次回のCPUグリス交換時までのお楽しみって事にしておきます。
ヒートシンク裏面は、乾いたELECOMの汚れ落としクリーニングティッシュを使って薄く塗ってから軽く拭き取りました。
ヒートシンクを取り付けたら、ネジを締める前に、左右にグリグリ動かして空気を抜きます。
遊びが少ししか無いのでクリクリッと気休め程度ですが一応
ヒートシンクにはネジを締める順番の刻印らしきものがあったので、その通りに締めていき、ヒートシンク・CPUファンを元通りに戻します。
綺麗になりました
裏面のカバー、バッテリーを取り付け、電源プラグを挿せば、完成です。
裏面のカバーを閉める前にCPUファンのコネクターを差し忘れてないかもう一度確認しておきましょう
CPUクーラー清掃とグリス交換で、どの位変わったのか?
さて!今回のメンテナンスで我が家のLaVieはどうなったのか?
埃を掃除しただけでも気持ち良いね
電源オンで先ずはファンが回っている事を確認!
ファンは問題なく作動しています、回転音も特に気になりませんね
次にパフォーマンスモニターで温度をみてみます。
パフォーマンスモニターでの確認方法はこちら
2.3分モニタリングしましたが、一定温度で推移していますね、問題無さそうです。
CPU温度は低い値を示していますが、起動直後なので比較できません
「アイネックスAS-04A」の説明書には最高の性能を発揮するには最低25時間ほどかかります。と記載があったので、2 時間ほど軽作業をしてから翌日に測定する事にします。
その測定結果がコチラ
※実際には22時間後ですが・・・
翌日1時間程軽作業を行い20分程アイドル状態で放置した後、室温は同じ20.5℃で測定
アイドル状態での平均値が 318.910K ですから 摂氏45.76℃
メンテナンス前の平均値は53.8℃でしたから
8.04℃も下がってます
無負荷でこれだと高負荷でどれだけ違ったのか?比較しておけば良かったと後悔しましましたが、温度が何度であってもファンが静かでパソコン操作が快適ならそれで良し!
ブログ書いていてもファンの回転が静かなので、逆に回ってる?って心配になるくらいです。
結果的に主原因は埃による排熱不良なのか?CPUグリスの劣化が原因なのか、わかりませんでしたが
おそらく両方・・・
今回は、CPUクーラー清掃の重要性が良くわかりました。CPUグリス交換も一般的なノートパソコン程度なら簡単なのできちんとメンテナンスして、大切に使いたいですね。
今回のCPUクーラー清掃&CPUグリス交換は自己責任で実行しましたが、メーカー保証が残ってるような新しいパソコンや特殊な製品は良く調べてから実行しましょう
パソコンを買い替える前に数百円の出費でココまで快適になるなら
やる価値ありです