こんにちはkeiです
現在DIY中のシーティングアーバーwith多肉棚ですが、今回で5回目の記事になります。
まとめれば1記事で済む事なんですが、DIY自体も少しづつの進捗、基礎のDIYから数えれば間もなく1年になります。ダラダラと続いていますが、まだまだ続きます。😁
今回は前回塗装した木材達を組み立てていきます。
シーティングアーバーwith多肉棚の組み立て
塗装が終われば、組み上げるだけなのですが、ベタ塗り具合が凄くて、丸2日置いても所々まだ塗料が乾いていません。
今年のGWは例年より長くお出掛けも出来ませんから、時間はたっぷりあったハズなのに、監督とのDIYは脱線しまくりでなかなか進まず、早くもGWも終盤に差し掛かって来ました。
モタモタしていると終わらないので、組み立て続行です。
塗装前に仮組みで1度確認しているので、組み立ては既製品並みに簡単なので、監督さんが率先して作業してくれています。
切り欠いた柱に桁を乗せ、念の為クランプで固定しておいてボルト締めすればokです。
こういった作業には、クランプが必需品ですね、締め上げてガッチリ留めるタイプとクイックで素早く留めるタイプ両方あれば、作業がはかどります。なんだかんだでクランプは大中小と揃えています。
水平や垂直を確認しながらの作業が必須なんですが、仮組みでクランプした箇所を監督さんが暴走してどんどんボルト締めしていきます。
こっそり手直ししようと思っていたら、塗装前での仮組みでボルト穴の位置決めをしていたのが功を奏してか、適当にボルト締めしただけなのに、水平器で確認すると全て許容範囲・・・と言えなくは無い!
若干の歪みもまたDIYの醍醐味って事でこのままGOしちゃいます!
ボルトを増し締めして、他の箇所もそのまま、コーススレッドでバシバシ留めちゃいます。
ここでビス留めする際の注意点が1つ
木材をビス留めする時はきちんとあったビスを使わないとダメって事なんです、とりあえずネジが締まれば良いって訳では無いんですね。
木材の接合方法は?
木材の接合方法は、接着剤、両面テープ、釘、木ネジ、かすがい、ボルト、ダボやビスケットまたそういったものを使用しない木組みや複数組み合わせて接合する方法など、さまざまな方法があります。
それぞれの利点や接合方法はいずれ紹介するとして、屋外の木工DIYで使うのは、ほぼ木ネジです。
今は電動工具でパパっと作業しますから、釘より木ネジの方が確実で簡単に留めれますね。
では木ネジを選ぶ時の注意点は?
木ネジにも沢山の種類があって、用途にあった物またサイズを選ばないときちんとした接合は出来ません。
色んな種類、用途の木ネジがあるのですが、その中から私が良く使用する木ネジと種類を紹介します。
ネジの頭の形状による違い
ネジの頭の形状には皿頭と丸頭があります。
写真左側が丸頭、主に金具留めに使用します。
右が皿頭、木材同士を接合する時に使用します。
更に丸頭にも、緩み防止加工の有無があります。
写真では分かりづらいのですが、左が緩み加工無し、ギザギザが付いている右が加工有ですね
金具を留める時は緩み防止があった方が良いです
皿頭にもネジの頭が木材を削って確実に木材にめり込むフレキ
ネジの頭にリブが付いていて最後に木材の表面を回転しながら削ってピッタリ収まります。
またネジの頭が写真のようにラッパ形状になっていて、グッと食い込んで相手木材を引き寄せ保持して締まるラッパなどあります。
金具などの取り付けは丸頭、木材同士は皿頭を使います。
柔らかい杉やヒノキならラッパタイプでも、確実にめり込んでビスの頭が飛び出す事は無いので、わたしはほぼラッパを使います。
また硬い木材、ハードウッドを使用する時は皿取錐を使う為、価格が高くなるフレキは屋外DIYでは私はほぼ使いません。
ただ薄い板材で皿取錐を使わない時は、ラッパだとめり込んだ時に板が割れるので、フレキを使う事もあります。
ちょっと分かりづらいのですが、コーススレッドのラッパ・フレキと丸頭ビス・皿取錐を使用して打ったビス写真です。
写真上がラッパ、ラッパは見た目にもめり込んでいるのが分かります、フレキは綺麗に収まりますね。
丸頭は木材表面から頭部分が出ています、ザ・ネジ留めって感じです、一番下が皿取錐で削った後のラッパ留めなんですが、削る量をネジの頭のサイズにピッタリに合わすのが難しいんですよね
参考に各ネジを外したネジ跡はこんな感じ
やはりラッパはめり込んでますね、フレキは削りながら締めこんだってのが良く分かります。
丸頭の緩み止め加工ビスは緩み止めの跡が完全に残ってます、皿取錐は流石にフレキで削った跡より綺麗に削れていますね
ネジが半ネジか全ネジかによる違い
どこまでネジを切っているかも重要です。
写真一番上がコーススレッドのラッパの半ネジ・真ん中がコーススレッドのフレキの半ネジ・一番下がコーススレッドのフレキの全ネジです。
半ネジは接合したい木材側にネジ山が無く、相手側の木材にネジが切り込んでグッと引き寄せ密着します。
全ネジは接合したい木材側と相手側の木材どちらにも切り込んでいくので、押さえ込みが足りないと接合したい木材との間に隙間が出来てしまいます。
どちらにも一長一短があり、半ネジはネジ部分が少ないので締め付け時の負荷が少なく、最終的に引き寄せて締め込むので木材同士の隙間が無くガッチリ密着します。
しかしネジの無い部分の木材が痩せてきた際に引き寄せる力が弱くなりガタが出やすくなります、またネジが折れた場合には最悪外れてしまう恐れもあります。
全ネジは、ネジの部分が多いので長いビスは締め込んでいくとネジの頭にかなりの負荷が掛かります、電動工具で雑に作業しているとすぐにネジの頭をなめるか接合面に隙間が出来てしまいます。
その分木材両方にネジが食い込んでいるので、木材が痩せても緩み難くネジの頭が折れても外れる事もありません
木材の接合は一般的には半ネジを使用します。全ネジは金具の取り付けや薄い板同士の短いビスや半ネジで密着させ後に全ネジで補強する場合に使用するのが良いと思います。
下穴が必要かどうかの違い
基本的にネジ留めする時は、ネジ切れ防止や木割れ防止の為に、下穴は必要なのですが下穴を開けにくい場所や金具の取り付け時は、ドリルビスを使います。
アルミ材や薄い鉄板なんかだと金属用のドリルビスを使えば下穴を開けずにそのままビスを打てるので楽チンです。
ビスの先端がドリルの刃のような形状になっていて、ビス自体が切削しながら進むので抵抗が少なく楽に打ち込めます、下穴を開ける手間が掛からず木割れもし難いので、ありがたいのですが、コストアップするので多用は出来ません
木材用の木割れ防止ビスには、先端に削りながら食い込んでいく為の加工が施されています。
なかでも、特に屋外DIYで使用頻度が高いのが、コーススレッドと呼ばれる、釘のように細く尖った先端でネジ山が高く粗いビスです。
下穴無しでも細く尖った先端と粗めのネジでグイグイ締め込んで行く高い保持力とスピードが特徴なんですが、使用するビスが長めの場合が多いので、真っ直ぐ打ち込む為のガイドと板の端の方は木割れ防止の為ビスの長さの半分程の下穴を開けます。
下穴は普段使っているドリルの刄でもあけれますが、テーパー状になった専用のドリル刄があります。
先が細く手前が太いので、穴が大きくなってビスが効かないなんて事にもなりません。
必要なビスの長さを選ぶ基準
使用するビスの長さの基本は、取り付ける木材の厚みプラス20mm以上で取り付ける木材の厚さの2倍が目安になります。
2X材なら厚さが38mmなのでビスは最低
58mm以上、相手が90角の柱なら38mmの2倍の75mmのコーススレッドが最適です。
1X材なら木材の厚さは19mmなので、39mm以上なのですが、相手も1X材ならビスが反対側に出ちゃうので、30mm辺りのコーススレッドを使用します。
当たり前ですが最終的なコーススレッドの長さは、目安の長さを基準に取り付ける木材と相手側の厚みより短い長さにします。
2X材同士なら75mmではなくて60mmを使います
木ネジのまとめ
基本的にネジは木割れやネジ切れ防止と真っ直ぐに打ち込む為のガイドとしても下穴は必要です。
皿取錐はソフトウッドには必要無いように思えますが、下穴を開ける際の深さの目安にもなります、またどんな木材でも節の部分は超硬いので皿取錐は持って置いた方が良いです。
最近では皿取錐と一体になったドリル刄もありますが、木材やアルミでも皿取できるように超硬の調整式の皿取錐がおすすめです。
私がDIYで多用するビスは、ステンレスSUS410のコーススレッド半ネジのラッパです。価格も安くておすすめです。
SUS304のコーススレッドは錆難いですが (よくパッケージにXM7ステンレスで高い耐食性って表示がある商品) 価格がちょっと高くなるのとSUS410のコーススレッドと同じ太さの場合、電動工具でガンガン打ち込むと折れる事があるので注意が必要です。
パッケージにも錆難いですが、ちょっと弱いですよって書いてあったのに、実際何本か折りました。
インパクトドライバーで使わない方がいいかも
錆てきて見栄えが悪くなった時に交換するようにストックしておきます。
あとコーススレッドでの注意点は、長いビスを使う事が多いので、取り外す時は長い時間回転して摩擦で熱くなるので火傷に注意ですね
下穴を開けた後のドリルの刃も熱くなっているので要注意!です
あと回転する電動工具全般に言える大切な注意点なんですが、作業時の軍手はダメ、危険なので絶対やめましょう!
特に長いコーススレッドやドリルでの穴あけなんかだと、ネジ山やドリルの刄に軍手が絡んで、一緒に持っていかれますよ、回転が遅くても場合によっては怪我しちゃいます。
素手はちょっとって方は、皮の手袋とか専用の手袋で作業しましょう。
既存のパーゴラとの連結
では、話しを戻しまして組み立ての続きです、柱を6本を建てシーティングアーバーwith多肉棚のフレームを組み立てたら、以前に製作した葡萄を這わしたパーゴラとの連結です。
以前製作したパーゴラの垂木は葡萄の蔓を這わしていた位で、特に荷重が掛かる訳では無かった為、木材を切り欠いて組み合わせた裏からコーススレッド1本斜め打ちで留めていました
しかし今回は突き出した4mの桁2.5m部分を柱なし垂木と言うか梁7本で保持する計画です。
垂木自体も1mちょっと延長したので、取り付け部には結構な荷重が加わります、取り付けがコーススレッド1本では弱いので、今回はシンプソン金具のハリケーンタイを使用しました。
建材屋さんで、これだけの突き出しで支えが無いと、もしかして垂れてくるかも?と言われたのが心配です。
一応完成後に台風対策として、脱着出来る控え柱は設置する予定です。
こちらの新しい桁との連結部も同じくシンプソン金具を使用しました。シンプソン金具は多用すると、費用はかさみますが、簡単に施工出来るので便利ですね
本来シンプソン金具はシルバーなのですが、柱金物を塗った余りの塗料があったので、ついでに金具を塗装してます、
これで、シーティングアーバーwith多肉棚のフレームがやっと完成しました。
写真でこう見ると、基礎を除けば週末1回で出来そうなんですが、ここまで既に1週間程掛かっています。
まぁ柱一本切っただけってな日もあって、かなりのスローペースなのですが、数年越しの葡萄のパーゴラ拡張計画も同時に実行出来たので、この時点でかなりの達成感があります。
以前製作したパーゴラと一体感も出て、良い感じに仕上がりました。
葡萄の蔓も広くなったパーゴラで誘引しやすくなりました。
残すは、屋根と壁や棚なんですが、ここでまたまた痛恨のミスが・・・
なんと近くのホームセンターに何時も山積みされてる、愛しの野地板が何処にも無い!コロナで外出控えてたから、事前に確認してなかった
慌てて何ヶ所かホームセンターを廻ったのですが、何処にも野地板が売っていない
ん〜事前に準備しておくべきでした。こんな事なら、建材屋さんで同時に頼むべきでしたが今更遅い
更に追い討ちで屋根に使用しようと考えてた透明ポリカも在庫切れとWパンチ炸裂
今年のGWはどんだけみんなDIYに励んでるの?
幸いポリカは直ぐに入荷する予定との事なので次回は屋根張りの作業です。
前回の記事👇
【お庭のDIY】シーティングアーバーwith多肉棚 #4フレーム製作編〜 - PlantesSucculentesの雑記
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