こんにちはkeiです。
昨年夏頃から始めたお庭の多肉棚DIYですが、やっと再始動致しました!と言ってもまだ実働はしていないのですが・・・
まだ、使用する材料をどうしようか悩んでいる段階なんですよね、一般的に多肉棚やパーゴラといったDIYと言えば木製をイメージすると思いますが、色んな素材を使ったDIY方法があります。どんな素材が我が家にピッタリなのかちょっと考えてみました。
多肉植物の棚の簡単DIY!
さて多肉棚のDIYなんですが、基礎を設置して大掛かりなDIYとなれば、使用する材料も多く手間もかかるので、事前準備が必要です。
とにかく簡単に多肉棚を作りたいって方は、お手軽な素材で1日だけのDIYで作っちゃう方法もあります。
イレクターパイプ
例えば大工道具や電動工具はないけれどパーゴラや棚をお手軽に作りたいって方なら、イレクターを使えば簡単オシャレに作れます。
イレクターってコレ!ホームセンターで見た事あると思います
画像:Diy-Life
しかも、ちょうど今まさに2020年04月01日(水)~2020年09月30日(水)まで、第20回イレクター作品大賞が開催されています。
画像:Diy-Life
パイプの色やジョイントの種類も豊富ですし、加工は専用カッターをくるくる回してパイプを切断するだけ、接続も接着剤なので超簡単です。実は賃貸の時にイレクターでバルコニーに物置をDIYした経験があるんですよね。どうせなら!大賞狙っちゃいたい所です。
単管パイプ
あと同じようなパイプを使う簡単DIYと言えば単管パイプですね、こちらも置いてないホームセンターは無いってくらいの定番資材ですね。
工事現場の足場に使うパイプなので径が太くイレクターより頑丈です、切断も専用カッターで簡単に切断出来ます。固定は金具とボルトなので簡単に組み替えする事も出来ます。
こちらも実は単管で組んだ枠にネットを張ってバッティング練習用にDIYした事があります。
パイプで作ってみる?
丸い柱より四角がいいからパイプダメ
と、謎のこだわりから却下されました。
基礎はバッチリDIY済なので、パイプを固定すれば十分だと思ったのですが、お気に召さないようです。
小さな監督さんが邪魔しに、手伝ってくれるので出来るだけ簡単にしたかったのですが、やっぱり当初考えていた、こちらの設計デザインを採用する事に
使ったソフトはCaDIY3D!使いやすいので重宝しています。現在のVerはCaDIY3D-X
caDIY3D-X 標準 ライセンスパック 【DIY(日曜大工、木工、ガーデニング)用の3DCAD(設計ソフト)】
木材で設計していますが、屋外で使用するには、見た目だけで無く耐久性も考える必要があります。
以前DIYしたパーゴラはヒノキ材を使ったのですが、メンテンナンスは費用や時間も結構かかりましたからね~
我が家にピッタリな材料は何があるのか、ちょっと考えてみます。
屋外DIYで使用する材料で注意するべき点は?
今回製作する多肉棚を基準に考えてみます。
パーゴラ&多肉棚で考えれば15年〜20年くらいは使いたいのですが、使っていく内にもっと大きくしたい小さくしたいなんて事や邪魔になるから撤去したいなんて事もあるかもしれません。
また倒壊したりシロアリが発生したなんて事になれば、住宅本体に被害が及ぶかもしれませんし、何よりご近所様にも迷惑をかけてしまいます。
材質や構造面では小さな子供が遊んでも安全なものにしたいです。そしてやはり費用面は抑えたいですよね。
ちょっとまとめてみると
- 費用=材料費+輸送費+加工費用(機材)+メンテナンス費用で考える必要がある事
- 安全な材質で台風や地震などの天災やシロアリに対しても耐久性がある事
- 加工し易く完成後でも簡単に変更や撤去が出来る事
- 見た目も大切
この4項目をクリアできるのは何か?
DIYが可能な材料からそれぞれのメリット・デメリットを考えてみた
思いつく材料と言えば金属と木材それから竹ですね、竹は上手く使えば、アジアンテイストのお洒落な多肉棚になりそうなんですが、ちょっと我が家の庭には馴染みそうにありません。
とりあえず、金属と木材それぞれで製作した場合のメリット・デメリットを考えながら、作るならどう作るのか?を考えてみました。
金属製とするなら
構造物をDIYをする場合に柱として使用する金属素材といえば、アルミや鉄です、ホームセンターなどで容易に手に入る材料で考えてみました。
柱の高さは2200mm、柱の径は基礎金具90mm幅をコンクリートに埋め込んじゃったから柱は太さ90mmですね
先走って基礎作っちゃった!コンクリート基礎に90mm柱用の金物を設置済み
アルミ柱の場合
柱をアルミ製とするなら、設計に合うサイズは2825mm/厚さ1.3mmの90角となります、価格は平均約¥12,000。重さは4.8Kg。
カラーもホワイト/ブラック/ブロンズ/木目調なんかもあり塗装の必要が無いのがGood!しかも中空なので軽く柱の中に配線や配管を通す事が出来るのでDIYの幅も広がります、さらに反りや曲がりが無く寸法が正確なのが良いところ、強度も安定しています。
アルミ製なので基本的にノーメンテナンスでシロアリ対策の必要が無く、金属の中でも軟らかい材質な、ので加工はし易い
ただデメリットもあります
サイズバリエーションが少なく長さは切断して調整出来るが幅や厚さは調整出来ない
繋いだり接続する箇所はステーで補強もしくはとりつけるための加工が必要、フラットでスマートな接合には溶接が必要、設置後の増築は加工が大変かも
夏場炎天下では、触れないくらい熱く冬は凍りつく冷たさです。
鉄柱の場合
鉄柱も基本的にシロアリ対策は必要ありません(鉄も食べますが)
ただ規格で90角が無くホームセンターで置いている規格だと100角になります。長さ6,000mm厚さ2.3mmで価格は約¥7,000で重さが約40kgあります
2,200mmに換算すれば約¥2,500ですが、それでも重さは約15Kg
アルミと同じく中空でサイズも正確なのですが、錆びるので塗装は必要です
アルミに比べれば、サイズは豊富ですがこちらも基本的に幅や厚みは調整出来ません
接続に関してもアルミ同様に綺麗に作る為には溶接が必要です。
鉄は厚みもあり硬く頑丈ですが、その分加工しづらいので増築や撤去なんて場合は大変かも
夏場炎天下は熱く冬場は冷たいです。
金属素材なら鉄orアルミどっち?
金属素材は基本的に屋外DIYならシロアリ対策が必要無く、耐久性や強度は問題なさそうですが、加工性が今一つです。
ステー(金具)とボルトナットで組み上げられますが、見た目や強度を考えると溶接との組み合わせの方が良いですよね
金属を選ぶとすれば、鉄の角柱は価格も安く、溶接する場合でもアルミに比べれば簡単なのですが、超重いのと錆びるのが難点!また切断したり削ったりもアルミの方が軟らかいので遥かに加工しやすいです。
作業小屋でもあれば少しずつ仮組みしながら製作して一気に組み上げる事も可能ですが、重く錆びやすい素材を庭でチマチマやってたら組み上げる頃には、錆っ錆です。
溶接自体は慣れればそう難しくはありませんし、家庭用の溶接機も価格は2万円前後~とそう高くありません、見た目も良く強度のある溶接でアルミとなるとハードルは上がりますが、価格を除けばアルミに軍配が上がりますね。
とりあえずアルミで製作するとすればで考え、技術的な事は後から考える事にします。
金属製でのDIYコストは?
材料を金属製とするならばフレーム部分のみ中空のアルミ製90角として、横板やその他部位は木製のハイブリッド仕様で考えてみます。
フレームはこんな感じ
黄色のフレームが長さ4m
赤が長さ2m
白が高さ2m
青が長さ1mで考えてみます
接続方法のイメージ 柱TOPはエンドキャップで蓋
木目調アルミ90x90角柱を使用し接合部は連結金具ボルト締めでのアルミフレーム部の概算費用は
品目 | 単価 | 必要数 | 計 |
---|---|---|---|
4m柱 | 27,000 | 1本 | 27,000 |
2.5m柱 | 12000 | 8本 | 96,000 |
1.5m柱 | 7,000 | 1本 | 7,000 |
連結金具 | 1,500 | 10ケ | 15,000 |
合計 | - | - | 145,000 |
フレームだけで、じゅっ!⁉じゅうよんまんごせんえん?
木目調だから
塗装の費用や後々のメンテナンス費用や労力を考えたら、単純に高いとは言えませんが、フレームだけで¥145,000
梁に90mmを使わなければ、もう少し費用を抑える事も出来ますが、これなら既製品のアルミ製パーゴラにした方が良さそう
木製とするなら
木材のメリットはサイズなど種類が豊富で手に入りやすいって所、中空では無いのでクギやビスがしっかりと留まりますし、切ったり削ったり欠いたりと加工性にも優れています。さらに自然素材ならではの柔らかと温かみがあります。
手軽に扱える木材はDIYの定番なのですが、使用する木材の樹種によって 、扱いやすさ、耐久性、価格などに大きな差が出ます
DIYで使う木材の種類
ホームセンターなどの木材売場には、様々な木材が並んでいます。木材の種類は、加工状態によって大きく3種類に分かれます。
そこから更に、素材の樹種等によって細かく分類されて行きます。
無垢材
一般的に住宅や家具で無垢材と言えば高価なイメージがありますが、希少な樹種の原木や大きな物が高価と言うだけで原木を製材したそのままの状態、1枚板の事です。
自然の素材そのままなので、乾燥や湿度の変化で反りや曲がりが出たり、ヒビや割れが出る事があります。
DIYで使用する柱や板は基本的にこの無垢材になります。
集成材
小さな木材を接着剤でつなぎ合せた木材で、主に屋内で使用する木材です。反りにくく、強度が安定しているので、テーブルの天板などによく使用されていますね、ホームセンターでDIYの集成材と言ったらパイン集成材が定番ですね、スギやヒノキの集成材もよく見かけます様々な種類の木材をモザイク状につなぎ合せて集成材を自作する事も出来ます、おしゃれな天板をDIYする事もできますよ
合板
薄い板を何枚も重ねて張り合わせた木材で用途にあわせて種類がたくさんあります。
DIYでよく使うのは「ベニヤ合板」「構造用合板」「コンパネ」です、コンパネはコンクリートパネルの略で私も良く型枠で使っています。
因みにべニア合板の事をよくベニヤ板と呼びますが正確にはべニア板とは木を大根のかつら剥きのように切り出した薄い1枚の板のことなのでお間違えなく
合板には使っている接着剤によって、耐水性能「特類-1類-2類-3類」やホルムアルデヒド放散等級「F☆〜F☆☆☆☆」が定められており、更に強度や品質による表示が1級・2級、A-B-C-Dの組み合わせで表記されています。
こちらの写真のヒノキ構造用合板は、特類の強度2級、品質が表面C-裏面DのF☆☆☆☆って事ですね
DIYでそこまで詳しく知る必要は無いと思うので、屋外で使用するなら特類か1類、室内ならF☆☆☆☆で覚えておけば良いと思います。
先ほど家具などに使う無垢材は高価だと説明しましたが、「無垢板だからいい家具」とか「合板だからよくない家具」と言う事では無いんですね。良い家具でも突板合板を使っている場合があります。突板とは無垢板を薄くスライスした板の事で心材に突板を張り付けた板の事を突板合板と呼びます。
突板にする理由は価格的な事もありますが、無垢材のように反ったりする事も無くた製品自体を軽く出来たり、同じような木目が複数デザイン出来るメリットがあります。
一般的な突板は厚みが0.2mm程度なので、ぶつけたりすると剥がれたり心材が出てしまったりするのですが、そこそこのお値段する家具の突板は1mm以上の場合が多く、風合いも無垢材そのものって製品もあります。
心配なら家具屋さんで突板の厚さはどのくらいですかって聞いてみると色々教えてくれますよ。
素材(樹種)での分類
DIYで使う木材を素材で分けると「天然木」「人工木」「防腐加工材」といった3種類に分類され「天然木ならスギやヒノキといった原木の樹種」「人工木なら各メーカーでの製品」「防腐処理材なら使用する天然木や防腐処理の方法」での分類になります。
天然木
天然木は大きく分けると針葉樹と広葉樹に分かれます一般的には針葉樹の方が比較的速く成長するので軽く柔らかく、広葉樹の方がどちらかというとゆっくり成長するものが多いので重く堅いといわれています。
DIYでよく使われている天然木と言えば「SPF」「スギ」「ヒノキ」「ウェスタンレッドシダー」と言った針葉樹いわゆるソフトウッドと呼ばれる木材と「ウリン」「イペ」といった広葉樹いわゆるハードウッドと呼ばれる木材があります。
集成材にも、パイン、杉、ヒノキなど様々な種類があり、合板にも、ラワン、シナ、針葉樹など様々な天然木が使われています。
人工木
木に似せて作られた工業製品で木材を粉砕し樹脂を混ぜて成型したものから樹脂製のものまで幅広い商品があります
防虫・耐腐食性が高く、塗装や防腐処理の必要がありませんが、樹脂を使っているのでウッドデッキの場合は素足では歩けないくらい熱くなります。
防腐注入材
こちらは天然木に薬剤を加圧注入して防虫・防腐処理をしている木材です、使用しているは主にソフトウッドと呼ばれる木材で、SPFに薬剤を加圧注入した緑色の防虫・防腐木材はホームセンターでよく見かけます。
薬剤が内部まで浸透していない場合は切断面は無防備になるので注意が必要です。あの緑色がどうもって方は、特殊処理で杉材に無害で安全な防腐加工を施したエコアールウッドという見た目は普通の杉材とかわらない製品もあります。
木材についてはこちらで確認
改めて書き出してみると色んな種類があり、使用する場所や用途によって、きちんと使い分ける必要があります。まさしく適材適所って事です。
各木材の今まで使用した経験からのあくまで個人的な耐久性の見解
SPF
SPFは柔らかいので加工がしやすく安価ですが屋外での使用はやめておきましょう、特に無塗装だと土に触れていたり雨に濡れる場所は直ぐに腐るかシロアリの餌食になります。
ホームセンターで販売しているACQ防腐木材にキシラデコールを塗装して既存のフェンスに固定して柱として使っている箇所があるのですが、日陰で風通しの良い場所と言う事もあってか、10年ノーメンテナンスで未だ健在です。仮設置のつもりでしたが、SPFでも防腐処理材なら意外に耐久性ありますね
スギ
スギ材も土に触れる場所だとダメですが、フェンスに使っているスギ板は焼杉にしてキシラデコールで塗装して10年ノーメンテナンスですが目立った腐食はしていません、また赤身の部分は強いと聞いて、スギの足場材で木製プランター(土に直に接しないようにしている)をDIYして使っていますが、5年に1度のメンテナンスで約10年雨ざらしですがまだ健在です。
ウェスタンレッドシダー
ウェスタンレッドシダーは比重もスギと同じくらいなので、軽くて柔らかく扱いやすいです。一級品は屋外で使うのが勿体ないくらい木目が綺麗です。制作時にインウッドで塗装し9年間ノーメンテナンスだった屋外のガーデンシンクも大丈夫でした。
ヒノキ
ヒノキは以前制作したパーゴラで使用しています。(柱は柱金具で地面から5cm程浮かせています)こちらもガーデンシンク同様インウッドで塗装後9年間ノーメンテナンスでしたが問題ありませんでした。ただし、90角の柱の端材を無塗装で5年程プランター台にしていたら、よく水がたまる箇所が腐食してきていました
サイプレス
世界一シロアリに強いと聞いて、以前使用した事があります。豪州ヒノキと言うだけあって見た目は日本のヒノキに似ていますがより堅く重いです。無塗装で使っていましたが、見た目が悪くなってきたので数年後に塗装しました。
5年程直に土を入れて使用していましたが大丈夫でした。現在は実家で活躍中ですが多分現在でも大丈夫でしょう
ウリン・イペ
アイアンウッドと呼ばれるものすごく堅くて重たい木材です。事前に加工は困難だと聞いていましたが電動工具を使用したので気になりませんでした。ただ流石にビスをもむときは下穴をあけていないとビスが折れます。
ウッドデッキなど大量に加工する場合は大変かもしれませんがパーゴラ程度なら気にする必要は無いと思います。
5年程、土留に無塗装で使用していますがウリンは問題なしです、20年は大丈夫と聞いていますが逆にどうやったら腐るの?って感じです
ノーメンテナンスで大丈夫なのですが、見た目が悪くなるので見える箇所は結局塗装しています。
集成材
屋外のDIYで使用した事はありませんが、室内で使用していたダイニング用パイン集成材の長椅子をタイルテラスに10年前から置いています。
記憶が定かではありませんが置いて1〜2年でキシラデコールで塗装し、4〜5年前に再塗装して使っていますが、まだまだいけそうです
合板
現在は撤去していますが、構造用合板の特類にインウッドで塗装して屋外で天板として雨晒しで5年程使っていました。作業スペースも兼ねていたので毎年インウッドでメンテナンスはしていましたが、問題ありませんでした。
コンパネは、屋外に出しっぱなしにした事はありませんが、型枠として10年使ってます。片面に樹脂塗装を施しているので、構造用より耐久性ありそうです。
人工木
人工木はDIYで使用した事はありませんが、人工木を使ったウッドデッキを何度か拝見させて頂いた事があります。
シロアリ被害や腐食は心配ないと思いますが、夏場は表面がかなり熱くなります。また使用頻度や環境も違うので一概に決めつけれませんが、製品によって表面の劣化具合に結構な差がありました。
日当たりの良いリビングから続くウッドデッキだとすれば人工木は使わないかも、使うとすればバックヤードや日当たりが悪く湿気が多い場所ですね
個人的な木材の耐久性の見解まとめ
スギやヒノキは、水の滞留する箇所や土に触れているといった場合は、数年で腐食していましたが、それ以外は問題ありません。
「防腐塗装」「風通しを良く」「水が溜まらない」「地面に直に置かない」「数年毎にメンテナンス」こういった事に注意すれば案外安価なスギやヒノキでも、大丈夫なんだなってのが10年経った今の率直な感想です。
よく、ヒノキのウッドデッキが数年で朽ち果てたなんて話もありますが、余程過酷な環境だったのか、使ったヒノキ材が悪かったのか?やはりウッドデッキは床がある分乾きにくいのか?なんて考えてしまいますね。
因みに床を張る時は、木裏を上にしないと後々板が反って水が溜まるので腐りやすくなりますよ。写真でも反ってるのわかると思います
ただソフトウッドと呼ばれる木材はシロアリに狙われたら終わりだと思います。ジメジメと湿気の多い状態をなくして腐朽菌を発生させない事がシロアリ対策につながります。
以前にヒノキのパーゴラとウェスタンレッドシダーのガーデンシンクをメンテナンスした記事はこちら
杉の荒材を焼き杉にして作ったフェンス、柱はSPFの防腐加工材、10年ノーメンテナンス
10年前に杉の赤身の足場板にワニスを塗ったプランターです、5年程レンガの上で菜園の木枠としてこんな感じで使用していました
メンテナンスした後プランターにして5年経過しています。子供が遊んだ後なので散らかってますが(笑)
10年無塗装で雨晒し放置のハードウッド多分樹種はクマル(耐久性はウリンやイベと同じ)
ダイニング用のパイン集成材の長椅子を10年タイルテラスで使用、メンテナンスから4〜5年経過した現在
ハードウッドかソフトウッドどっちを選ぶ?
さて今回多肉棚に使う木材はと考えたとき何が良いのかなんですが、もちろん耐久性や今後のメンテナンスなどを考えるとハードウッドが良いのですが、できれば初期費用も抑えたいです、メンテナンスが必要な木材とノーメンテナンスで大丈夫な木材を数種類ピックアップしてみました。
人工木はデッキ材は種類が豊富なのですが、90角で2mを超える製品を探す事が出来なかったので今回候補から外しました。
基礎位置が決まっているので、アルミ柱と基本は同じ設計です。
2020年4月時点でのWebでの木材価格から考えてみます。耐久性は一般的によく言われている目安です。※注ヒノキ柱は大手のホームセンターの参考価格ですが、板材の長尺材を扱ってない為、総合計は近所の建材屋さんでの見積もり参考価格
定期的なメンテナンスで10年以上
品目 | 〈参考〉90角柱1本 | 総重量 | 配送料 | 木材総額 | 配送費込 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
レッドシダー | 90角x2.4m | 4,000 | 7.1kg | 88kg | 6,000 | 55,000 | 61,000 | |||
ヒノキ | 90角x3m | 2,000 | 13kg | 不明 | 0 | 20,000 | 20,000 |
ノーメンテナンスで20年以上は大丈夫
品目 | 〈参考〉90角柱1本 | 総重量 | 配送料 | 木材総額 | 配送費込 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
イタウバ | 90角x2.4m | 5,600 | 17.1kg | 154kg | 11,000 | 49,000 | 60,000 |
ウリン | 90角x3m | 10,000 | 23.3kg | 303kg | 21,000 | 84,000 | 105,000 |
エコアールウッド | 90角x3m | 7,000 | 9.8kg | 111kg | 7,000 | 70,000 | 77,000 |
やはり屋外DIYの定番ウェスタンレッドシダーは、軽くて加工しやすく耐久性もそこそこで価格もそこそことバランスが良いですね
一般的に重い程、身が詰まっているので硬く加工しづらいです。ヒノキと比べてもかなり軽いのに耐久性もあるってのが定番の理由でしょうね。
でも逆に考えればそこそこのお値段の割にメンテナンスが必要と耐久性がいまいち、実際使用してみて体感的にはヒノキと変わらない気がしています。軽くて加工しやすいってのが一番かも
ハードウッドでは、やはりウリンは高額で重いですね、高級感は劣りますがイタウバという木材はかなりお安いです。どのみち塗装をするならイタウバでも良い気がします
なかでも使ったことはありませんが、エコアールウッドは紫外線にも耐性があり無塗装でもそんなに見た目が悪くなりづらいんだとか
しかも素材が杉材なので加工性も抜群、ちょうど良い長さがないので若干割高になりますが、ウェスタンレッドシダーにするならエコアールウッドにしますね。
それからやはりヒノキは激安です、ちょこっと買うならホームセンターですが、まとまった量を買う場合は建材屋さんがお勧めです。使用するサイズもここはもう少し太くしないと強度不足になるよ!なんてアドバイスもしてくれますよ
悩みますね、メンテナンスフリーのハードウッドでも結局見た目の問題で塗装はするでしょうからメンテナンスコストはどちらも同じです、あとは耐久性がどこまで必要かですね。
多肉棚のDIYするなら!金属!木材!どっちが良いの?
さて、以前パーゴラをDIYした時は木材しか頭にありませんでしたが、様々な素材と施工方法を考えてみたら、色んな事が出来そうてす。
もし、今から庭の片隅に多肉棚を0から作るとしたら、鉄柱と木材のハイブリッドで作ります。フレームが安価で見た目も安っぽい分、木材はハードウッドの高級材使って仕上げます。
今回基礎を作ってなければ庭にテント張って、鉄柱の60mmでフレームが4パーツ位に分かれるような感じで溶接、最終ボルトナットで組み立ててから設置した後、柱をコンクリートで固定って方法でDIYにチャレンジしてみますね。おそらく1番大変な作業になりますが、そこがDIYの醍醐味ですよね。
やはり鉄柱は安価で耐久性も申し分なし、特にシロアリ被害が無いのが一番の利点です。錆対策でペンキ塗りは必要ですが、塗装の必要ないハードウッドでも結局塗装すると思いますからね、もう少し溶接の腕があれば今回は鉄柱でDIYしたいところですが、基礎寸法が固定された状態で100mmの鉄柱使って、垂直や直角だしながらの設置は今の私の腕と機材では無理かな?
ではアルミ材は?と考えた時、費用は思ったより高額になります、もしどうしてもアルミ材にしたいなら、加工の手間や見た目も考えて既製品にしますね、セットで購入して自分で組み立てます。
散々悩んで結局なんだよって感じですが、やはり予算的な事や何より子供と一緒にDIYしたい、基礎が設置済と言う現状から考えると今回も木材を使うことに決めました。
ハードウッドなら鉄並みの耐久性で腐食やシロアリにも強いです。気になる点は、以前に制作したパーゴラの高さに合わせるため、中途半端なサイズの木材が必要になり材料費が割高になっちゃうって事
適当に現物合わせで作るから
・・・ごめん
皆さんもDIYする時は流通している木材のサイズと価格を調べてから取り掛かりましょう!
例えばウリン90角柱だと2mなら¥6,000ですが、3mになると¥10,000になります。私が欲しい2.2mってサイズがないので、あと20cmの為に¥4,000追加になります。
今回なら柱6本分で24,000+重さ分の送料が無駄になります。
では、木材の中でどの樹種を選ぶのか?なんですが、もし広く大きなウッドデッキをDIYするなら、耐久性・加工性・価格のバランスが抜群なエコアールウッドかな?小さ目ならハードウッドで高級感のあるウリンやイペ使って見えない所はイタウバで費用抑えた設計にします。
ウッドデッキは、湿気がこもりやすく床下のメンテナンスがし難い構造です、さらに住宅に密着しているのでシロアリ対策は万全にしておく必要があります。フェンスやパーゴラならまだしもウッドデッキの場合は要注意です。
さて今回DIYする、多肉棚自体は構造的にはそこまで過酷な環境では無さそうなのですが、今回の設置場所は以前パーゴラを製作した場所と比べると、日当たりや風通しの面で若干過酷な環境になるかもしれません。
予算が潤沢なら簡単な話しなんですが、今までのDIYで使用したスギやヒノキが予想以上に耐久性があったので、色々悩ましい所です。
今回GWは外出の自粛を求められている期間、自宅でDIYしながらのんびり過ごすのが一番なので、早く決めて間に合うように注文しないと!
前回記事はこちら👇
[庭DIY]多肉棚のDIY!シーティングアーバー作ろう #01〜基礎編〜 - PlantesSucculentesの雑記
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【お庭のDIY】シーティングアーバーwith多肉棚 #3焼き杉フェンスのリニューアル製作編〜 - PlantesSucculentesの雑記