こんにちはkeiです
3月に入り暖かくなって来たので、果樹鉢で育てていたレモンの木を植え替えました。
植え替えをサボっていたので、そろそろ限界が来ている我が家のレモンの木ですが、元々大型の果樹鉢60LのNPポット#60に植えていた為、鉢増しでは無く使用していた鉢での植え替えとなりました。
レモンの他にもオリーブと銀木犀も植え替えました♪
レモンの木の植え付けや植え替えの適期は、3月〜4月の春の季節、レモンの木は寒さに弱いので暖かくなって来て、レモンの木が目覚める前の今の時期が植え付けや植え替えには最適です。
レモンの木の育て方はこちらの過去記事で紹介しています。
鉢植えレモンの木の植え替え
実は今回の植え替えは購入した不織布のポット鉢(ルートバック)直径50㎝X深さ40cm 容量75.7Lに植え替える予定だったのですが・・・
高さもあるので菜園にもピッタリ
使わないときは畳んで収納できるので、かさばりません
1ガロン/3.7L~34ガロン/128.7Lまでサイズも豊富
NPポット#60の大きさでも、土以外にレモン木の重さも加わるので、かなりの重さになります。
NPポットは頑丈なプラスチック製なので、なんとか1人で持ち上げられましたが、それでもこれ以上のサイズは手伝ってもらわないと無理です。
で!何とかこの鉢カバーから出したのですが・・・
柔らかい不織布ポットの75Lサイズは一人では無理だと確信しました。
この木製鉢カバーは、大型の鉢用にDIYしたので一応手前の面の蝶ネジを外して引き出せる構造にはしていたのですが・・・
脱着するくらいなら、誰か呼んでくるってくらい面倒だったので、不織布ポットは断念しました
大型の果樹鉢からレモンの木を抜くのは意外と簡単⁉︎
さて、このレモンの木の鉢植え、ここからどう手を付けていくかです。
植え替えの為に、鉢からレモンの木を取り出す必要があるのですが、内部でも根が詰まっているのかレモンの木の幹を引っ張ってみても、びくともしません。
取り敢えず寝かせてみました
鉢植えの表面を見てみると根がびっしり詰まってます。
果樹鉢は円錐形になっているので、鉢底に根が絡んでいない限り抜けるハズ
鉢の側面を叩いたり押したりすると、微妙に鉢が歪みます。
試しに鉢の側面に体重を掛けてみると鉢が変形し、根鉢との間に隙間が出来ました。
体重を掛けながらコロコロまわせば隙間が広がって・・・スポッと、簡単に抜けました!
鉢を転がす際は、レモンの木の枝が折れたりしないように注意して作業しましょう!
しかし取り出したレモンの木の根鉢ですが、見事に根が回っていますね
レモンの木の根鉢をカットする
肩土から落とそうにも、根がびっしりで全く根鉢が崩れません、ハサミでちまちまするのも面倒なので、ノコギリでザクッと切りました。
思いの外、スイスイ切れますね!ノコギリおすすめです。
今回ノコギリは普通の木材用を使いましたが、根切り・株分け専用のノコギリもあります。
・刃はバネ材を使用することにより曲げ戻りが良く鉢の際にスムーズに差し込め、折れる心配がありません。
・替刃式
ノコギリでザクザク切って一回り小さくなった所で、新しい土に植え替えます。
かなりスッキリしましたね
レモンの木を新しい用土に植え替える
大粒の赤玉土を10L程入れて鉢底石の代わりにします。
植え替えに使用する土は、真砂土とバーク堆肥を、7:3でブレンドしました。
今回使用したのは、こちらの商品
購入したバーク堆肥は、樹皮50%を主原料に牛ふん50%を加え堆積腐熟させたもの
真砂土は赤玉土に比べ通気性は劣りますが、土に重さがあるので、根がしっかり張れ植えた植物をしっかり支えてくれるんですよね
しかも安価で庭土やDIYにも使え、何かと重宝するのでおすすめです。
ブレンドには、ネコ3才深型がおすすめ
3才はバケット容量の単位で約60Lって事です
こんな一輪車ね
運んで良し!混ぜて良し!練って良し!洗って良し!と大活躍しますよ
そのまま運べる上に、屈まなくて良いので腰が痛くならないのですが、今回は量が多く時間も無いので、ブルーシートを使います。
ブルーシートでブレンドする際は、道具は使いません
シートの端の方に、真砂土と堆肥を置いて
シートの端を持って、真砂土と堆肥がひっくり返る様に持ち上げます。
今度は反対側に移動して、真砂土と堆肥がシートから飛び出ない程度にシートを勢いよく持ち上げます。
これを四方から数回繰り返せば、あっという間にブレンド土の完成です
写真の量で真砂土が20kgにバーク堆肥
ブルーシートでのブレンドは腰に負担はかかりますが、めっちゃ速く出来ます。
炒飯を作る要領だね
真砂土と堆肥のブレンド土の準備が出来たら、先に入れたおいた大粒の赤玉土の上に作ったブレンド土を投入し、レモンの木の根鉢に当たらない深さに元肥を一掴み入れ、更に土を投入します。
レモンの木を鉢に入れて植え付け高さが、ウォータースペースが残る位置、最終的に鉢の上から土の表面が5センチ程度低くなるよう調整します。
土は一気に入れず、根鉢の下や周りに空洞が出来ないように2、3回に分けて手で押し込みながら入れましょう。
植え付けが済んだら、地下の根をカットして減らした分、地上の枝葉も剪定して減らしてあげます
今回は幹の途中からバッサリと剪定しました
剪定した切り口には、もちろん病原菌の侵入を防ぐ為トップジンMペーストを塗っておきます
必要ならば、支柱を立て植え付けた木を支えます。
今回は、根鉢も大きく植え付け後にレモンの木がぐらつく事は無かったので、支柱は無しにしました。
あとは、水をたっぷりあげれば完成です
オリーブの木の鉢植えと銀木犀も植え替えました。
レモンの木と同時に地植えから鉢上げした、オリーブの木と鉢底から根が出て地植え化している銀木犀、どちらも数年間放置していたので今回同じく植え替えました。
オリーブの木の鉢植えを植え替える
こちらのオリーブの木はNPポット#45に植えていたのですが、せっかくなので一回り大きな#60への鉢増しを行い、余った#45を銀木犀に使います。
オリーブの木は、幹を持って引き上げると難なく鉢から外れました。
あまり根が回っていません、しかもかなり根張りが浅いです
根鉢を崩してみたのですが、下半分にはほとんど根が無い、オリーブの木は浅根とは聞いていましたが、こんなに浅かったと初めて知りました。
根鉢を崩して周辺の根を少し切ってから、一回り大きな#60の鉢に植え替えました。
用土は、レモンの木に使った真砂土と堆肥が7:3のブレンド土です。
レモンの木と同じ要領で植え替えたのですが、オリーブの木は根張りが浅いので、支柱は必須ですね
オリーブの木も植え替え後は水をたっぷりあげましょう
因みにオリーブの木は品種が異なる2本以上の木を一緒に育てないと、実が付きません
自家受粉するといわれている品種でも少し実がつく程度なので実を収穫したいなら2品種以上育てる必要があります。
我が家も、ミッション、ネバティロ・ブランコ、マンザニロ、ルッカと4本のオリーブの木を地植えしていたのですが、鉢上げした際に1本にしました。
しかも、残したオリーブの木の品種が分からなくなってしまい、我が家のオリーブの木は品種不明です。
実の収穫を楽しみたいなら、必ず品種名は覚えておきましょう。
地植え化した銀木犀の植え替え
こちらの銀木犀は数年前に鉢増しをしてから、この場所に置いたままになっていたのですが、鉢底から根が出て地植え化しています。
鉢植えを置く時に、厚めの雑草シートの上に玉砂利を5cm程敷いていましたが、玉砂利の隙間を通り抜け更に雑草シートを突き破り地面に根を張っていました。
防草シートの上にもかなり根が、玉砂利の底にこんなに根が張っていたんですね~!
※写真は翌日撮ったので乾いています
防草シートは陽の光を遮るので草は生えませんが、養分を求めて伸びる根は通るんですね、厚手のシートなので大丈夫かと思ってましたが、勉強になりました。
鉢の外の根の量が思ってたより多かったので、心配ですが今更戻れないので、植え替えました。
結構、新芽が出ていたので心配しましたが、1週間後でも新芽が成長していたので、案外大丈夫ですね
大型の果樹鉢の植え替えは意外と簡単だった
今回植え替えたのは、60L果樹鉢のレモンの木、45L果樹鉢のオリーブの木、36Lプラ鉢の銀木犀の3本でした。
10号程度の植え替えでも、根が絡まって鉢から出すのに苦労するので、60Lサイズは大きく重く不安でしたが、やってみると簡単でした。
1番大変だったのが、今回1番小さい銀木犀の鉢
銀木犀は生育が良く根張りが旺盛なのもありますが、やはり鉢底が玉砂利に密着していたので、地面から離れていても根が出て来ていたんですね。
果樹鉢のレモンの木はあれだけ根が詰まっていても、地面から離れたスリット台の上に置いていたので鉢底から根は出ていませんでした。
とにかく鉢は土の上に直に置かない方が良いのは間違いないです。
定期的に植え替えはやりましょう
実際作業してみて、植え替えは簡単でした。やはり鉢の中で根が詰まっているのを見ると、定期的な植え替えは必要です。
先延ばしにしていると更に根が詰まって作業がしづらくなり、また植物にも良くありません。
植物にとって植え替えは負担が掛かります。植え替え後の回復を考え、限界が来る前に植え替えてあげましょう。
また、今回植え替えたレモン、オリーブ、銀木犀は時期を守れば、植え替え時に根を切っても大丈夫ですが、沈丁花のように根を触るとダメな樹木もあるので、注意が必要です。
それでは、皆さま「おうち果樹園ライフ」を楽しみましょう♪