こんにちはkeiです。
お庭で美味しいぶどうが収穫出来たら楽しいよねって事で、始めた「おうち果樹園計画」今回は3月上旬の作業、ぶどうの樹の皮剝ぎ作業を行いました。
ピオーネの木の皮剥ぎ
ぶどうの樹は成長するとこのように、樹皮がささくれて自然と剥けるようになってきます。
前回の皮剥ぎが2019年2月なので、2年しか経っていないんですが、結構ささくれてめくれてきています。
今年は2月下旬から暖かい日が続き、ぶどうの木が活動を始めたので、慌てて作業を行いました。
ピオーネの木の皮剥ぎはなぜ必要?
なぜ、ぶどうの木の皮を剥ぐのか?
手間かかるよね?
ぶどう樹は、生長するにしたがって太くなり幹の表皮が老化して何層にも重なった表皮が先程の写真のようにささくれてきます。
そのささくれだった表皮の隙間は害虫にとって恰好の隠れ家、隙間に潜む病害虫の卵や幼虫、病原菌を退治するために皮を剥ぎます。
また皮を剥ぐ事で普段は隠れて見えない幹の状態が確認できるので、毎年でなくても2年に一度はやっておきましょう
ぶどうの木の皮の剥ぎ方
ぶどうの木の樹皮は一枚だけでなく幾重にも重なっています。
農園などの太く大きな木は、鎌などで剥いだり、高圧洗浄機を使う場合もありますが、お庭で栽培している場合はスクレーパーが使いやすいのでおすすめ
表面の硬くゴツゴツした樹皮は、もろくペリッと剥がれてくるので、更に下層の表皮を剥がしめくると、貼ったテープをはがすようにピーッと剥がせます。
作業に夢中になってて、分かりやすい写真が無いのですが、スクレーパーでめくって剥がすとこのように簡単に剥がれます。
我が家のピオーネの木は、このサイズ(20mm)のスクレーパーが使いやすいてす。
カーボンって聞くとお高いイメージですが、20mmサイズだと¥150前後です
金属ヘラでは傷が心配な箇所に最適
他にも様々なサイズがあるので何種類か持っておけば重宝します。
ぶどうの木の皮剥ぎは、昨年伸びた枝以外を剥ぎます
幹だけではなく、枝も結果母枝以外は剥いでいくので結構時間が掛かるのですが、害虫や木の状態もよく見ながら作業していく必要があります。
樹皮をめくると、穴が空いていたり、腐食している部分があったりします、穴の周辺に新しい木屑があれば中に幼虫がいるサイン
針金などで穴を突っついて退治しましょう。
針金でグリグリやった後、穴にトップジンMペーストを注入しておきました。
皮を剥いだ後ぶどうの木の表面をたわしで擦って、腐食した部分を落としました。見落とした害虫の卵があっても、たわしで退治出来ているハズです。
腐食していた部分は綺麗にした後、トップジンMペーストを塗っておきましょう
幹が終われば、枝の作業です。
パーゴラ上の枝の樹皮も剥ぎました!
結果母枝の樹皮は剥ぎませんが、枝の樹皮を剥ぐ時はぶどうの芽に気をつけながら作業する必要があります。
樹皮を剥ぐ前と剥いだ後、雑草を抜いて土も少し入れ替えてあげました。
綺麗になってピオーネも嬉しそう
ピオーネの幹には穴が数か所あったので、全てトップジンMペーストで埋めましたが、腐食している箇所もあり、かなりダメージを受けているように感じました。
農薬は使いたくないのですが、隣にシャインマスカットも植えたので様子を見ながら、最小限で農薬使用も考えなければなりませんね。
ぶどうの木の皮剥ぎは、手間も掛かりますが家庭で栽培している場合は、多くても数本なので、毎年作業をして木の状態をチェックした方が良いですね。
「おうち果樹園」ぶどう編3月作業を紹介しました。
次回は芽欠き・誘引作業になります。
皆さんも「おうち果樹園」やってみませんか?