こんにちはkeiです。
我が家のパソコンはNECノートパソコン LaVie 2011年秋冬モデル「LaVie L-LL750/FS6W」
購入から10年が経過した古いノートパソコンですが、SSDに換装したら驚くほどサクサク動くように!
起動だけなら最新モデルにも引けを取らない爆速ノートに変身しました。
前回SSDに換装した記事です
plantessucculentes.hatenablog.com
手軽に使えるようになったので、写真の整理や今まで避けていた大きなファイルなんかもバシバシ開いて使っていたのですが
ファンがぶんぶんうるさいゾ!
と!クレームが・・・
確かにファンが全開で回ってる時間が長い気がしないでもない
けれども・・・
それって正常?異常?
パソコンのファンがブンブン回りっぱなしの場合の根本的な原因と対策は?
基本的にファンが回るのは、熱くなったパソコン内部を冷やす為ですよね
温度が上がってるのは、単純に負荷をかけすぎなのか?他に原因があるのか?
単純にPCクーラー買えば良いって訳にはいきません。
では熱くなる原因と対策は?
使用環境が悪い場合
室温が高い、パソコンの排気口や吸気口を塞いでしまっている。なんて場合は要注意、自分が扇風機を使っている場面を想像すれば分かりますよね、風が、弱かったり、熱風では涼しくなりません
室温を下げる、吸排気口を塞がない事が重要ですね
「LaVie L-LL750/FS」の吸気口はパソコン底面、排気口は左側面奥
使い方の問題
単純に酷使し過ぎているって場合ですね。
CPUに負荷が掛かる作業、動画の編集やゲーム等を連続して長時間行わない事が大切です。特に意図せずともバックグラウンドで動いているアプリは要注意!
必要なければ停止、負荷の掛かるプログラムは同時に実行しない。CPU使用率が高いって事は電力使用率も高くなる=発熱量も大きくなるって事ですね
ブログ更新と写真の整理程度だから負荷掛けてないよね?
故障している
ファンなどの冷却系、CPUやHDD等のハード面にトラブルが発生している場合やWindows 10が壊れていた場合は何が起こるか分かりません
最近パソコンから変な音が鳴り出した!なんて場合は、症状が軽くてもそのまま使用せず直ぐに対処しましょう。
また原因もわからず明らかに発熱量が多い場合は、パソコンの使用を中止し専門家に任せましょう。
トラブルシューティング苦手!
よく、言われている原因と対策はこうですが、例えば、暑い部屋で汗をダラダラかきながら、1日中動画を編集してたってなら分かりますが、どの程度迄が許容範囲なのかがわかりません。
我が家のパソコンを確認してみると、外観上は吸排気口は塞いでいないですし、使用時も室温は20度前後です。
しかも、先日HDD→SSDに換装したばかりでパソコンから異音がしているなんて事もありません。
気づいていない故障があるか、バックグラウンドでトロイの木馬等の(マルウェア)が悪さをしているのか?
それとも正常なら、爆速化したとはいえ、これが「LaVie L-LL750/FS」の限界となるのか?
もしかして意図しないソフトが隠れて起動してるかもと、CPUの使用率をチェックしてみます。
CPUの使用率を確認してみよう!
CPUの使用率はタスクマネージャで確認できます。
タスクマネージャで確認する
[スタート] ボタン右クリックから、[タスクマネージャ] > [プロセス]
から使用率を確認すると
アプリが1つと、バックグラウンドプロセスが68、そのず~と下の欄にWindowsプロセスが93あるのですが、プロセスのほとんどが0%です。
全てあわせてCPUの使用率が1%ですからアイドル状態です
でもアイドル状態から少しでもCPUの使用率が上がるとファンがそこそこの音で回り出します。
パソコンの操作に合わせてファンの速度がフュイーンと上がる感じです
ちょっと画面タブ切り替えた程度でもうるさく回ってる
この程度でCPUの温度って上がるの?って思いますがファンの速度が上がるって事は、冷やす必要があるって事なので、CPUの温度を調べてみます。
CPUの温度を確認してみよう!
CPUの温度はパフォーマンスモニターで確認できます。
ただし、パフォーマンスモニターを開くだけでは温度は見れないので、温度のカウンター「Temperature」を追加します。
パフォーマンスモニターを表示する
パフォーマンスモニターは、[スタート] ボタン右クリックから「コンピュータの管理」≫「システムツール」≫「パフォーマンス」≫「モニターツール」≫「パフォーマンスモニター」で表示させることができます。
[スタート] ボタン右クリックから「コンピュータの管理」
①コンピュータの管理(ローカル)「システムツール」≫②「パフォーマンス」≫③「モニターツール」≫④「パフォーマンスモニター」
次にパフォーマンスモニター上部の①「+」アイコン≫②「Thermal Zone Information」≫③「Temperature」を選択して④「追加」をクリックする。
「Temperature」が追加されたら、⑤ 「OKボタン」で完了
これでパフォーマンスモニターにCPU温度が表示されます。
そのままでは、グラフが振り切ってしまい温度変化が分からないので、設①「ログデータの表示」≫②「パフオーマンスモニターのグラフタブ」で「グラフの垂直スケール」の最大値を100➝400に変更します。
ケルビン表記なので最大値400は「摂氏」に直すと126.85℃
最小値を300(26.85℃)にすればもっと細かい変化をモニターする事が出来ます。
モリタリングした値の表示は左下の表示のチェックを入れなおすと表示されるので確認しましょう!
今回の結果は、アイドル状態で10分程度放置していた場合のCPUの温度は平均 326.950 最大332.000とケルビン表示されていますね
解り易く「摂氏」に直してみましょう
「ケルビン」0は「摂氏」-273.15なので
平均 326.950-273.15=53.8℃
最大 332.000-273.15=58.85℃、となりました。
本来ならCPUに負荷を掛けた場合の温度も確認するべきですが、古いパソコンに必要以上負荷を掛けたくないので一旦パスします。
確認した結果の53.8℃ですが
CPUの53.8℃って高いのかな?
余談ですが・・・
気温で言ったら、最高気温が35℃以上で猛暑日
日本国内の観測史上1位の最高気温が41.1℃(by気象庁/2021年6月)
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rankall.php
日本人の体温の平均値は36.6℃から37.2℃(byTERUMO/2021年6月)
https://www.terumo-taion.jp/terumo/report/03_2.html
お風呂の温度は40℃前後が適温、42℃以上は熱すぎる(bykei)
個人的には53.8℃は熱って感覚ですが「LaVie L-LL750/FS」のアイドル時のCPUの基準温度が解りません
でも!室内温度が20.5℃なのでちょっと高くない?ってのが率直な感想です
パソコン購入後にCPUの温度を測定しておけば良否判定しやすくなりますね
因みに先程紹介した「パフォーマンスモニター」は他にも同時に様々な項目をモニターする事が出来ます。
例えば、「パフォーマンスモニター」≫「カウンター追加」≫「Processer」≫「% Processer Time」で、CPU使用率(タスクマネージャのCPU欄に表示される値と同じもの)をグラフ表示出きます。
毎回「パフォーマンスモニター」を開くのは面倒ってなら、温度管理のツールを使ってみましょう
CPUの温度をモニタリング出来るフリーソフトの、Core Temp はコア毎の温度もモニタリング出来るので気になる方は使ってみては?
で!結局パソコンのファンがうるさく回る原因はなんだったの?
実は我が家でパソコンのメンテナンスと言えば、プログラムのアップデートやディスクのクリーンアップ、ドライブの最適化等のソフトの部分のみでハード面はモニターやキーボードを拭く程度
内部に溜まったホコリを掃除するって事なんて、これっぽっちも考えていませんでした。
でも!我が家と同じような方、多いのでは無いでしょうか?
例えばノートパソコンの裏面のココ!何かわかります?
恥ずかしながら、冷却ファン清掃用のフタだと初めて知りました。
NEC製ノートパソコン以外にも、同じようにあります。
富士通のノートパソコンにもありました
それで結局「LaVie L-LL750/FS6W」のファンがブンブン回ってうるさかった原因は!
パソコン本体のメンテナンス不良でした。
情けない
内部を清掃して、CPUグリスを塗り替えたら、驚くほど静かになりました。
次のページは「LaVie L-LL750/FS6W」のメンテナンスの様子と結果のご報告です。