こんにちはKeiです
皆さんは、DIYやガーデニングなどで使う資材は何処に保管していますか?
我が家は倉庫やお庭の片隅に保管しているのですが、常に倉庫は満杯状態でお庭も見た目がよろしく無いので資材用の保管場所が欲しくなり、我が家のお家周りのデッドスペースに屋根付きのガーデンラックをDIYする事にしました。
単管パイプで屋根付きガーデンラックをDIY~基礎編~
今回DIYするのは、屋根付きガーデンラックなんですが、設置場所はお庭じゃなく隣地と外壁との間、幅が1m幅で犬走りは無く砂利を敷いただけのデッドスペースとなっている場所
このデッドスペースに屋根付きガーデンラックをDIYしちゃいます。
ただ、設置場所は十分なスペースが無く、保管したい資材には庭土や採石、砂といった重量物も大量にあります。
ブロック積みは通気が悪くなりますし、木製だと柱に90角は必要になります。
またイレクターパイプだと一袋20kg以上はある資材の荷重に耐えられないので、我が家の雰囲気には合いませんが、今回のDIYに単管パイプを選びました。
単管パイプでDIYをする場合、ある程度のイメージ図が無いと必要なクランプやジョイントを用意出来ないので簡単な図面は必須ですよ!
計画ではこんなの
本来なら高さのあるストックヤードの方が使い勝手は良いのですが、高さを抑えた棚をDIYします。
毎度の事ながら、あくまで計画なのでDIYしながら変更していくのですが、基本となる骨格は決まっているので最低限必要なジョイントは23個でザクッと¥24,000也
やっぱり!ジョイント高いな
まだまだ追加あるけど・・・総費用怖くて言えない
資材はホームセンターで調達、単管パイプはホームセンターの貸し出し用トラックをお借りして運搬します。
資材が揃った所で、早速まず実際どんな感じになるか単管パイプを切断する前に仮組みしてみます。
狭いので出来る限り屋根を支える柱は無くしたいけど、上から支えると屋根を大きく出来ないよな〜なんて考えながら、完成形をイメージします。
設計図の意味ないな
兎に角デッドスペースの幅が100㎝ですから現地現物で確認しながら進めます、通路として60㎝分は残したいのでDIYする棚の奥行は40㎝程度に抑えるつもり
で!悩んでるのはこの部分
屋根をどこで支えるか?
通路を10cm犠牲にして屋根の外側に柱を立てて支えるか?
屋根の内側に柱を立てて支えた場合は、台風でも屋根を支えれるか?
それとも見た目も良い上からの支えにするか?
出来れば補強を斜めに入れたくない
で下した結論は・・・とりあえずやってみるです (^^;)汗
単管パイプ基礎施工
仮組みして感じた圧迫感を軽減したいので、やっぱり支えの柱は出来れば無くしたい!
屋根を支える柱はこのような単管パイプの固定ベースをアンカーボルトでコンクリート基礎に固定するつもりでしたが、ちょっと頼りない・・・
屋根の柱の足元にクロスして単管パイプをクランプで固定し、クランプごとコンクリートで固めて基礎で支えられるようにしました。
コンクリートに埋めるので単管パイプの交換ができなくなりますが、念のためより強固に!
本来なら50cmは埋めたい所ですが、基礎設置予定の場所には排水管が埋まっているので、そう深くは掘れないハズ
と言う訳で、穴掘りました。
やはり排水菅が埋まっていました。
建物周辺には配管が埋まっているので穴掘りする場合は注意しましょう!
基礎の面積もあるので、そのままコンクリートで配管を巻いてしまっても大丈夫だとはおもいますが、ちょっと不安
単管基礎を住宅基礎まで延ばせば擁壁と住宅基礎で支えられて、そうそう単管基礎が沈下する事は無いのでしょうが・・・
コンクリートを練るのが大変なので排水管を砂で巻いて保護する作戦にしました。
コンパネで型枠を作ってコンクリートを流し込みます
サイズが長さ70㎝×幅27㎝×高さ35㎝の基礎をコンクリート擁壁に沿わしたかたちで作ります。
写真では大した事のないサイズに見えますが、容量は66Lあるのでコンクリートを練るのは大変です。
基礎幅が27cmと中途半端なのは、単純に間違えたから、計画では30cmにする予定でしたが、クランプまでのかぶり厚さを確保する為に考えてたら、最低限必要な寸法でカットしてしまいました。
※クランプは鉄筋より錆びにくいのでしょうが念のためかぶり厚さを6cmとしました。
単管パイプを固定しているクランプのボルト部分の幅が約15cm、かぶり厚さ6cm×2で12cm=27cmですね。
とりあえず、基礎幅が3cmの差でコンクリートは7L増えますから、3箇所の基礎で21Lも増えます。
節約できたから結果オーライって事で
鉄筋コンクリートの中にある鉄筋を覆うコンクリートの厚さ
コンクリートはアルカリ性で鉄筋が錆びるのを防ぎますが、二酸化炭素と反応することで徐々にアルカリ性を失っていきます。特に基礎は酸性傾向の土の中ですから住宅などの基礎では6cmのかぶりを確保することで鉄筋の酸化を防いでいる訳ですね
※今回は鉄筋は入れませんでしたが、鉄筋かぶり厚さは厚ければ良いって訳でもないので注意が必要です。
当然コンクリートはネコ(一輪車)を使って手練りです。
写真のコンクリートで約10Lなので6回練ると約60Lで基礎の1つ分
同じ基礎が3箇所あるので、ザクっと20回コンクリートを練る事になります。一度に20~30Lずつ練れば効率は良いのですが、重くて練りにくいので10Lで数をこなした方が腰に負担が掛かりません楽です
因みにコンクリートの比重は2.3なので30Lだと69kgになります
練っては打設・・・練っては打設・・・を数えきれない位繰り返し
嫌になった頃にやっと完了です。
直射日光に当たる場所で風も強いのでセメントの水和反応を、十分に発揮させる為にコンクリートの養生を行っておきました。
ガラクタを被せているだけですが、これでも養生のつもり
コンクリートはパッと見たら翌日には固まってる様に見えますが、打設後2日程度なら割と簡単に削れる位の固さしかありません
コンクリートの強度は7日で約45%、28日で約80%なので、構造物の基礎として大体必要な強度に達するには一か月位掛かります。
※外気温にもよりますが3日も経てば上を歩く程度なら大丈夫です
コンクリートは乾いて固まるんじゃなくって、水との水和反応で固まるので、夏場は急激に乾いて水分が不足しないように、シートをかけてたまに散水してあげるといいんですよ
型枠も急激に乾燥しないように直ぐに外さず養生期間として1週間放置しました。
1週間後に型枠を外した所
単管が汚れているように見えるのはコンクリートと単管の境目を事前に塗装している為です。
コンクリートでDIYしようって方はこちらで、我が家のセメントと砂、砂利の配合などを紹介しています。
plantessucculentes.hatenablog.com
単管パイプの塗装
単管パイプの表面は溶融亜鉛めっき、ジョイントは材質が亜鉛ダイキャストと錆びにくくなっているのですが、高い防錆性能で定番のローバルで塗装します。
「ROVAL-R」常温亜鉛めっきで強力なさび止め効果があります。
でも!今回使用したのはこちらの「ROVAL SLVER」
ROVAL シルバージンクリッチ ローバルシルバー
ローバルシルバーはアルミ顔料を配合することで、落ち着きのあるシルバー色を実現したシルバージンクリッチペイントです。
ローバルシルバー | ローバル株式会社
落ち着きのあるシルバー色?って興味があったので使ってみました
写真では分かりずらいのですが、ローバルRとRSで塗装色の比較です。
切断面はローバルRで塗装、表面はローバルRSで塗装する事にしました
単管パイプやジョイントのギラギラ感がなくなり落ち着いた色合いですね
乾燥時間が45分(23℃)なので特に待ち時間が無いのが嬉しいですね
なかなか良い感じ!おすすめです
塗布量(理論値): 500g/㎡(250g×2回塗)
乾燥時間: 45分(23℃)
商品ラインナップ : 420mlスプレー / 0.7kg缶 / 3.5kg缶 / 20kg缶
「ROVAL」 ローバルって何?って気になる方はこちらから👇
最終的には全てを組み立て前に塗装する予定です。
今回の単管パイプDIYで1番大変な基礎が完成して、一段落つきました。
木工DIYに比べると、刻みや加工の必要が無いので、後はジョイントを使って組み立てるだけなのですが、5mの単管パイプを一人で扱うのに四苦八苦しているので、多分完成は夏頃ですね
次回は組み立て編の予定です。
それでは作業が進んだ頃に~