こんにちはkeiです。
なかなかのスローペースであまり進んでいないシーティングアーバーwith多肉棚のDIYですが、屋根材に使用予定の中空ポリカが入荷したとの連絡を受け、やっと屋根の製作を行いました。
パーゴラの屋根の製作
屋根と言っても多肉棚をすっぽり覆うような方流れで行くのか?雨除け程度で多肉棚の内側だけで行くのか悩み所です。
まだ決めてなかったん?
予定は未定なのだよ
屋根を大きくしておけば、使用している木材の耐久性も向上しますし、子供の自転車置き場にする事も出来て今後の使い勝手は良くなるのは間違いないのです、そもそも今回のDIYはシーティングアーバですからね
つまり、屋根付きベンチ作ってるんですよね
ただ今回は高さがあり風の影響も受けやすくなる為、より頑丈な屋根にする必要があります。
また、いくら透明ポリカと言えども、太陽の光を遮ってしまうので、隣のジューンベリーの日当たりも悪くなります。
今までの台風で、高さ2m強の園芸柱のキュウリネットや葡萄も被害を受けた事が無いのですが、高さ4〜5m程の庭木は折れるかもって位風当たりが強かったのが気になります。
我が家の庭はいわゆるクローズド外構なので、台風での風当たりはこんな感じなんですよね
実はパース図を描いていた時には、こんな大きめの屋根にする案もあったんです。
物置横の柱基礎をオフセットしてしてた事を忘れてたの危なかったよ
ん〜桁の上に長めの垂木を乗せて大きくするか、桁の間に垂木をはめて小さくするか?
ん~
悩み所やな
屋根無しでタープでもいいんじゃない?
一思案して出した答えは
結局パーゴラの桁の内側の垂木部分のみに屋根を付ける、約600x2000の雨除け程度の大きさにしました。やっぱり台風で飛ばされてご近所さんに迷惑かけてしまう事は避けたい
結局そうなんのね
妄想しながらが楽しいんだけどね・・・
屋根材をのせる垂木
材料は新しく葡萄のパーゴラの垂木として使用した105X30が1mほど長さで8本余っているのですが、取り外した垂木90X30も余っています。
更に取り外した垂木は既に塗装済みなので塗装の手間も省けます、サイズが合うか測ってみると、ギリギリ行けそうなので、再利用する事にしました。
特に何かを基準にした訳でも無いのですが、以前に製作したパーゴラと柱の間隔が偶然同じ!10年以上前から、感覚?考え?好み?とにかく何も変わって無いと言う複雑な気分
取り外した90×30を桁と組み合わせていた切り欠き部分でカットして、同時に屋根となるポリカに傾斜を付けたいので、手前側が10mm低くなるように直線では無く斜めにカットします。
ただ、上の写真に写っていますが取り外した垂木には1本だけビスを打った跡が残って見た目が悪いので、新しい木材で新たに製作します。
今回購入した木材は105X30なのですが、ちょうど斜め切りをする必要があったので外した90X30に合わせて丸ノコでサクッとカットしました。
でも!カットした木材を並べて見ると、ちょっと屋根の勾配が緩すぎるかも
パーゴラ屋根の勾配はどれくらい?
先ほど切断した垂木を使うと奥行き600mmで高低差10mmになります、パーゴラ屋根の勾配は、計算すると0.95度、屋根勾配で言ったら0.17寸になるのかな?
一般的な瓦屋根の勾配が4寸、角度は21.8度、金属屋根で最低1寸・5.7度の勾配なので、0.17寸って言ったらほぼ水平みたいなもの
カットした木材は見た目には傾斜がついてますが、計算上はこうなっちゃいます
勾配があった方が、雨水が流れやすくなるので屋根材の継ぎ目やビス穴からの雨漏れのリスクは減りますが、見た目には出来るだけ水平にしたい。
では実際勾配が何寸位あれば、水溜りが出来ないのか?気になり物置にあったポリカで試してみました。
まずは、今回の計算上の屋根勾配0.17寸なんですが、勾配が無さ過ぎて写真では分かりにくいので、写真は0.25寸勾配から
0.25寸勾配でポリカに水を掛けてみた
一応水は流れますけど、かなり水溜まりになって残りますね
お次は0.5寸勾配
0.5寸勾配は若干0.25寸勾配より水溜まりの大きさが小さくなり数が減った程度でしょうか、まだ水が溜まっています。
では1寸勾配ならどうでしょう?
見るからに角度が付いているので大きな水溜まりは出来ていませんね
では2寸勾配です
2寸までくると流石にさっと水が流れます。表面に水滴が残る程度ですね
3寸勾配
3寸はこんな感じ
4寸勾配
雪国だとこの位必要かも?
でも、4寸になると屋根に上っての作業が難しくなりますね。
パーゴラ屋根の勾配は1寸~
ウッドデッキ上なんかのちょっと奥行があるパーゴラ屋根なんかだったら、最低でも1寸(1mで高低差は10cm)この位は欲しいでしょうね、大雨や強風で雨水が逆流しての雨漏れが心配なら2寸位は必要かも?
ただ、奥行きが長い屋根で勾配を付けたいなんて場合、例えば奥行き2mを2寸勾配にすると高低差は40㎝になります。
軒先側は圧迫感を無くしたいとなると屋根までの高さは2m位は欲しいですよね
そうなると棟側の柱もしくは桁の高さは2m40になります、ウッドデッキ上なら更にウッドデッキの高さ分屋根は高くなるので最終的に地上から3m近い高さになっちゃいます。
最初から屋根付きで考えている場合は、その辺りも計算済みでしょうが、後々に屋根つけるかも?って時は周辺の構造物との兼ね合いも考慮しておく必要がありますよ!
そして何も考えずに、取り掛かってる私はと言いますと!
もう少し垂木をカットして勾配を付けようかと迷いましたが、今回は屋根の奥行き600mmですし、面倒なので垂木の取り付けで+5mm下げて取り付ける事にしました。
テストの意味ないやろ!
ん〜最初からテストしてカットすれば良かった
垂木の取り付け
屋根材を固定する垂木は、ちょうどシンプソン金具が余っているので、ここでも使っちゃいます。
金具も既に塗装済みなので、位置決めしてビスを打って完了です、写真が無いので、完成後の写真です。
ちょうど柱の部分の垂木は柱を挟むように直接固定した方が、強度は高くなりますが、屋根材がのると木材の乾きが悪くなりそうなので、あえて離しました。
垂木の間隔は基本29cmで7本全て取り付けました、結局見た目を優先して手前側が15mm低くなる様にしたのですが、計算上は0.25寸です。
作業中の写真が無いので、完成直前の写真になりますが、実際の見た感じだと勾配ついて雨水が流れるように見えるんですけれどもね・・・
屋根材の取り付け
屋根材は既に先に載せた写真にある通り軽くて安価な中空ポリカーボネートのクリアにしています。サイズは1820x910、厚さ4mmを使用しています。
中空ポリカの加工はカッターで簡単に切れるので、そう難しくは無いのですが、屋根の骨組みが直角になって無いのでちょっと面倒
実測しようと脚立を用意していると、どうやら監督が測定する気満々らしく早く脚立に乗せろとスケール片手に待ち構えています。
面白いので、監督に測定してもらう事に!
ただ下で半抱っこ状態で支えているので、監督以外には、スケールが読めません
そのままの測定値を信じてポリカを切断するのは危険なので、一旦作業用として敷いていた養生用保護プラダンで型紙として作ってみました。
なかなか良い感じですね、実際に合わせてみます。
監督やるやん
おーぴったりや!
柱より桁を少し高くしておけば柱の木口もポリカに覆われて耐久性も上がるしポリカも張りやすかったのですが、やり直すのも面倒なので、柱の分のポリカをカットしてます。
屋根無しにした場合に雨が溜まらないように、少し柱を高くしたのが、あだになりましたよ
後は型紙通りにポリカをカットして、垂木にビス留めしていきます。
ウッドデッキって訳では無いので、雨漏れしても大丈夫なんですが、ポリカ継ぎ目から水侵入での木材腐食が心配なので、防水対策も施しました。
既に先の写真にありますが、イメージしたのはこんな感じ、アルミの板に防水ブチルテープを貼ってビスで押さえ込む作戦!
脳内イメージです。
スペーサーとして垂木の上にポリカ波板用のスポンジを置きポリカをうかせるように考えました。
垂木が濡れた場合でも乾き易くする為と、台風などでポリカが吹き上げられた時、ポリカがたわんで継ぎ目部分の1箇所だけ外れて風が抜けるって算段
目論み通りなら、風の力を逃しつつポリカが外れて飛んで行く事は無いハズ
吉と出るか凶と出るか?こう言った事を考えながらDIYするのが楽しいですよね
早速ホームセンターでアルミ平板2mm厚の幅30mmを購入して、加工します。
アルミは柔らかいので、加工し易く腐食しにくいので、DIYには有り難い素材です
2mm厚程度なら、板で挟んで曲げる事もできますし、切断も両面にカッターで軽く数回切り込みを入れて何度か折り曲げれば簡単に切断出来ます。
アルミ板にブチル両面テープを貼って、垂木に合わせてポリカに貼り付け、ビス留めしていきます。ビスは両端と真ん中の3箇所
結構高さがあるので、ポリカをのせたら、作業がし難い、広さがあれば屋根にのって楽に作業出来ますが、狭いのでちょっと怖い
垂木は金具留め、体重をかけたらヤバそうなので、ボルト留めした桁に膝をついて作業なのですが、流石!鉄筋コンクリート基礎に90角の柱で各所ボルト留め、上に乗っても全然揺れません!これならフレームは台風でも大丈夫です。
物置側は100人乗っても大丈夫らしいからイナバ物置の屋根に乗っての作業です。
屋根を張り終えて、下から見るとポリカを浮かせる為に挟んだスポンジが、所々見えてなんか変!更にビスで留めた箇所と留めていない箇所で波打ってますね、かなり隙間が違う
実はポリカを張ってる最中に薄々気付いた、ちょっと波打ってる感じするって、でもそのうち同じように押さえられて落ち着くって甘く考えてビスはかなり緩く締めたのですが・・・思いの外スポンジが柔らか過ぎたのと、逆に2ミリのアルミ板はそこまで強く無かった
元々かなりの緩勾配です、少し波打った程度でも水溜りが出来てしまいます。
また時間が経って変形するのもイヤなので、直ぐに間に挟んだスポンジを全て外して直接垂木に留め直しました。
後々ブログに説明図を載せるのなら、最初に設計図描いてイメージしておけば確実なんだけれど脳内イメージの思いつきで作業をすすめているので、試行錯誤しながら一進一退やってますね、何回も言ってますけど、そこがDIYの面白い所です。
ポリカを張り直した完成がこちら
周りから屋根材のポリカは見えないので一見、屋根無しのようでもちゃんと屋根がある、見た目にもスッキリした感じになりました。
翌日雨が降ったので、屋根の塩梅を確認すると、思いっきり水溜りが・・・やっぱり水流れてない!わかってたケド
これが、ウッドデッキ上の奥行きがあるパーゴラ屋根なら、致命的かもしれませんが、小さな屋根なので良しとしましょう!
何度か雨も降りましたが、ちょうど良い感じの雨除けになってます。
ちょっと雨に濡れるくらいがGOODよ!
様子を見て問題があれば、勾配をつけるなりなんなりするとして、これで屋根は完成です。
野地板張りの準備
残すところは野地板を張るのみとなりました、パーゴラフレームに野地板を張る為の胴縁となる檜の板も風圧に耐えれる様にボルト留めして補強しました。
こちらは3段ある胴縁の敢えて上段のみボルト留めで補強、最悪2段目以降なら後ろにメッシュフェンスとその基礎があるので野地板が外れても引っかかって飛んでいく事は無いハズ。
逆に外れてくれると上手く風を逃がせて、本体フレームに掛かる風圧を軽減出来ると考えてみました。また3段目の胴縁はいきなり全て外れない様に通しでは無く左右で独立させています。
そんな小細工に効果があるのかどうかは分かりませんが、とにかく上段は強風に耐えれる強度にして中段、下段はそこそこの強度にしておきました。
ついでに手前側の柱に、お庭でタープを張る時用と補強を兼ねてマルカン金具では無くステンレス製のアイナットで裏から通しボルトでガッチリ留めました。
これでタープ張りが簡単に出来る様になりました。
あとは野地板の入荷待ちです、計算上は35枚、焼き杉フェンスの残りが8枚ありますが、バーナーで炙って色塗っての作業なので、完成はまだまだ先ですね。
前回記事はこちら👇
【お庭のDIY】シーティングアーバーwith多肉棚 #5組立て編〜 - PlantesSucculentesの雑記
続編はこちら👇
【お庭のDIY】シーティングアーバーwith多肉棚 #7 野地板で壁の製作編〜「完成」 - PlantesSucculentesの雑記